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社内勉強会 テーマの設定方法
こちらのページでは社内勉強会・ナレッジ共有会のテーマ設定に必要なことを解説します
社内勉強会のテーマ決めには、苦労する方が多いです
- 「社内勉強会をやろう!」と決まったは良いが、テーマが決められない
- あれもこれもテーマにしたいが、どう選んでよいかわからない
そんな問題を解決する方法をご紹介します
当サイトではベンチャー・スタートアップ企業、または大企業のデジタル関連部門など、変化の激しい組織にいるビジネスメンバー(非エンジニア)を対象としています
※ エンジニア主体の勉強会や、レクリエーション系の会は対象外としています
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目的に立ち戻りましょう
- 「社内勉強会をやろう!」と決まる前に、課題は何か、何のため誰のために社内勉強会をやるのかがあったはずです
- 目的があったはずなのに、「社内勉強会をやろう!」と決まると目的が薄れ、いろいろなテーマを扱いたくなってしまいます
- または、突発的に1回だけ勉強会が開催され、その評判が良かったので流れで定例化されてしまうこともよくあります(この場合は2回目開催前に、目的と運営責任者を決めましょう)
目的を明確にして、発信しましょう
目的を明確にして、発信することで
- テーマが浮かびやすく、集まりやすく、決めやすくなります
- 参加するメンバーへ勉強会の意味が伝わり、学習効果が上がります
- 複数回開催していく場合も、効果を積み上げることができます
- 講師や運営として協力しやすくなります
補足
- 目的は1つだけに絞る必要はありません、複数でも良いですが定義しておきましょう
- 「スキルアップ」というような切り口だけを目的にするのは危険です、得られる成果を目的にしましょう
- 目的が決められないのであれば、勉強会をやる必要はないと思われます
社内勉強会の目的の例
売上向上
- 営業力・商談力の向上
- 社内リレーションの強化
組織力強化
- マネージャー候補の育成
- 社員オンボーディング
コスト削減
- 業務効率化
- プロジェクト推進力の向上
ビジョン達成
- ビジョン達成に必要な能力や情報
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テーマ出しのポイント
目的達成に必要と思われる能力や情報を洗い出すことで、テーマを出すことができます
テーマ設計の段階でメンバーに参加してもらう
- テーマ設計の早い段階でメンバーを巻き込み始めることも重要です。
- はじめに運営側が設計しすぎると、一方的で参加者と距離のある勉強会になりがちです。
- メンバーがテーマ設計から関わってくれることで、参加者のモチベーションが向上し、運営が継続しやすくなります。
テーマの集め方
集めたものを全てテーマにするのではなく、後ほど絞ります
- メンバーから集める
- 教えてほしいこと知りたいこと、だけでなく、困っていること困ったことを集める
- 一斉にアンケートを投げるのではなく、インタビューまたは大勢が参加する会議中に書いてもらう、それを見ながら他の人に意見ももらう
- マネジメント、ボードメンバーから集める
- 採用したい人物像や、自分が持っていてメンバーが持っていないスキルを洗い出す
- 運営側、人事から集める
- 評価指標と紐づいたスキルや、離職者の不満などから考える
効果的なテーマとは
どの目的で実施するとしても、社内勉強会にとって汎用的で有効なポイントを紹介します
社内にしか存在しない情報を盛り込む
- Google検索では見つからない、chatGPTでは分からない、社内でしか聞けない情報にこそ価値があり、受講者が勉強会に参加する意味を理解します
- 例:自社の実績(成功・失敗)、自社の歴史、講師のストーリー、部署に関するエピソード、自社から見る業界や競合、など
社内講師だから話せる情報を盛り込む
- スキルやナレッジを、受講者と同じ社内の環境で活用できた事例を話します
- 社内の人が説明することで説得力があり、具体例も身近だと理解しやすいです
- 例:実際に使って成果が出ている「提案書作成のスキル」
こちらの要素を含めない場合、自社で作る勉強会ではなく研修会社の領域になってきます
変化の激しい組織には、研修会社の利用は不向きで、自社独自の勉強会が効果的です
08.講義内容・資料作成方法ターゲットとテーマ
テーマを選ぶ前に誰向けに開催したいのかをイメージします。
ターゲットによって、扱えるテーマの種類が変わります。
- 全社員と業務委託向け
- (テーマ例)自社の歴史、競合・ポジショニング
- 全社員向け
- (テーマ例)ビジョン理解
- チーム横断
- (テーマ例)ケイパビリティ紹介、プロジェクト推進
- チーム内向け
- (テーマ例)エース人材のコツ
テーマの優先順位、決め方
- 目的に沿っているテーマであること
- はじめはメンバーから求められているテーマ、即効性のありそうなテーマにすると勉強会そのものに賛同を得られやすい
- 勉強会は何度も開催していくものなので細かい順番は問題ではなく、順番に悩むよりも開催してしまうことが重要
- 迷ったらビジネスインパクトの大きさと、ビジョンとの紐付きの強さで優先度を決める
- ハードスキルは対象外(会社側主導ではなく、ハードスキルを持つの専門家主導となるため)
- 専門 to 専門外は対象になる、ハードスキルの入り口なら可能
(参考)社内勉強会のテーマ一覧
以下のページでは、参考までに社内勉強会のテーマ一覧を紹介しています
社内勉強会 テーマ一覧社内勉強会 運営支援サービス
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